私がティファニーを好きな理由

私はティファニーが好きです。

特にハイブランド狂という訳ではないのですが、小学生の頃からティファニーのファンなのです。

なぜそんな小さい時からファンなのかというと。

女の子の18歳の誕生日に「長いもの」を贈るとそれが魔除けになる、みたいな言い伝えが昔からあるみたいで。昔の人は娘の18歳の誕生日に着物の帯をあげたりしてたみたいですね。

私の母は、私の姉が18歳になった時、長いものとして「ティファニーのビーン(ネックレス)」を贈っていたのです。

それを見た当時小学生の私は、分からないなりにも「ティファニーいいな〜!かっちょいい〜!」って思っていました。

そして待ちに待った私の18歳の誕生日。

ワクワク。

ティファニーワクワク。

ビーンワクワク。

あれ、まだ貰えないなぁ。

う〜ん、まだかなぁ…

「あのさ、誕生日のネックレス…」

「あぁネックレスね!」

(忘れてたっぽい笑)けど、やった…!貰える…!

(数日後)「はい、お誕生日おめでとう!」

やったー!ティファニー!!!

…あれ?

……ティファニーじゃなーい!!笑

って訳で小学生の時から憧れていたティファニーではなかったのです。笑

多分イオンとかで買った3000円位のネックレスでした。ティファニーじゃないショックはかなり大きかった…。が、貰ったこと自体は嬉しかったし、特に何も言わず貰ったネックレスも気に入ってつけて学校へ通ってました。


その2年後、私が二十歳になって数ヶ月後母は病気で天国へいってしまいました。

私の成人式に母は居ませんでした。

少し落ち着いた頃に私は、ティファニーを貰えなかったモヤモヤが残っている!と笑い話として父と姉に話しました。

すると、父と姉が二人で私の成人祝いとして、ティファニーのビーンをプレゼントしてくれたのです。

ずっと憧れていたティファニーのビーン。

嬉しくて嬉しくてしょうがなかったのを今でも覚えています。父と姉が二人で買ってくれたという点もかなり嬉しかった。

今思えば、当時私立の大学に入学を決めていた私。高い入学金。それだけで十分なプレゼントだったのに、ティファニーも買ってくれなんて随分傲慢な娘だったなぁと思います。

そんなティファニーと家族の思い出を語りたくなったのは、今日が母の命日だから。元気にしてるかーい。




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