「好き」を仕事にする時の注意点(私の失敗談)
先週の16日に、こんな記事を書きました。
この記事にあるように、仕事を選ぶにあたって、自分の「好き」について考えるのは、すごく大事だと思っています。
単純に、「好き」じゃないと続けるのしんどいですよね。
ただ、「好き」で仕事を選ぶのに、気をつけなきゃいけないことがあります。
それは「好きの解像度を上げる」こと。
写真も、解像度を上げると、より鮮明に細かいところまで見えますよね!
それと同じように、自分の「好き」も細かいところまで見ていくというのが、すっごく大切なんです。
ここからは、私の失敗談。
幼稚園教諭から一般企業OLへ転職した時の私は、こんな失敗をしています。
私は、車屋さんに勤めました。新車を売っているお店です。
どうしてそこを選んだかと言うと、勤務条件が良かったということと、「車が好きだから」でした。
「車好きだし、楽しく働けるだろう!」
そんな単純な気持ちで入りました。
そして入ってみて気付いたことがありました。
私がやる仕事は、毎日の経理や事務的なお仕事。触れているのはたくさんの書類。車に触れる時間は、ほとんどありませんでした。
そしてさらに気付いたこと。
「私は、車自体が好きなのではなく、車の運転が好きなんだ…!!」
ということ。
「車が好きだから」
という理由で選んだ会社だったのに、
私が本当に好きだったのは「運転」だったのです。
もちろん事務仕事の毎日なので、運転する時間もほぼありません。(通勤時間だけw)
そして実際、毎日同じことを繰り返す仕事や、事務作業はすごく苦手。
本当は自分で何かを考えて工夫したり、アイデアを出して変化させていったり、人と話したりする仕事が好きなのに、黙々と目の前にある書類をいかに速くミスなく処理するか、が勝負の事務仕事に就いていたのです。
「好き」で仕事を選んだはずが、実際に毎日やっていたのは「苦手」な仕事でした。
ここまで読んでくださったあなたは、きっとこう思ってるはず。
「そんな凡ミスあり得る!?!?」
とw 気持ちはわかりますw
でも、この凡ミス、きっと私だけじゃないと思うんです。
「子どもが好きだから保育士になったけど、本当に好きなのは、子どもを取り巻く環境に就いて研究することだった」
「ピアノが好きだから楽器屋さんに勤めたけど、本当に好きなのは、ピアノを売ることじゃなく演奏を聴いてもらうことだった」
「珈琲が好きだからカフェに勤めたけど、本当に好きなのは、自分が珈琲を飲みながらカフェでゆっくりした時間を持つことだった」
とか。意外とみんな、凡ミスにハマっていたりします!
そして、凡ミスをしていても、職場環境が良かったりすると「楽しい」と思って続けられたりするんですよね。
私も車屋さんの時は、素敵な会社で環境が良く、一緒に働いている人も好きだったので、4年くらい続けられていました。
ただ、会社も変わっていくものだし、人も変わっていくもの。
そして自分の年齢と共に、職場での立場もどんどん変わっていきます。
そんな変化だらけの中で、やっぱり自分の「好き」が根っこにないと、ある時「あれ?楽しかったはずなのに?」ってなるんですよね。
・やれば何でも出来るタイプ
・仕事は苦しいことがあって当然と思っている
このタイプの人は、凡ミスにハマりやすいかなぁと思います。
ぜひ、自分の「好きの解像度」を上げて、「好きの中でも、何が好きなんだ?」を考えて仕事選びに活かしてくださいね☺️!
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